2008年4月5日土曜日

ハームリダクションの観点から言えば(データ編)

現在の日本において大麻の「オープン化」でハームリダクションが得られるとは思わない。
そのためのデータを示す。

薬物犯罪の検挙数。
S63(1988)年 検挙件数29,777 検挙人員20,339人
H17(2005)年 検挙件数19,999 検挙人員13,346人
H18(2006)年 検挙件数17,226 検挙人員11,606人
H19(2007)年 検挙件数16.929 検挙人員12,010人
(各年度の警察白書から抜粋)
H17-19で件数が減っている。

平成3年警察白書より 薬物事例の人口10万人あたりの比率
S54年(1979年) 日本16.9人 フランス19.5人 イギリス28.7人
H01年(1989年) 日本14.9人 フランス59.7人 イギリス91.9人
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h03/h030105.html
新しい『薬物事例の人口10万人あたりの比率』が警察白書で出てませんのでご容赦を。

ちなみにアメリカとの比較で、イギリス、フランスは載ってないのですが
1997年で薬物事犯発生率が日本23.9に対しアメリカ591.0です。
(平成11年版犯罪白書のあらまし より 2次データですが
 http://homepage1.nifty.com/hharai/gyoseki/00report_10000_comparison_hawaii&kyushu.htm )

ハームリダクションが必要なほど、薬物は浸透していない、と私はこれらのデータから主張します。


平成19年度警察白書より
H18(2006)年 覚醒剤事犯 検挙件数17,226 検挙人員11,606人
  同      大麻事犯  検挙件数 3,252 検挙人員 2,288人
  同      麻薬/向   検挙件数 1,154 検挙人数 504人
  同      あへん    検挙件数 31 検挙人数  12人

http://www.npa.go.jp/hakusyo/h18/3shou/3-4.pdf

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